10月前半

気がつけば、もう10月も終わり。飛ぶように過ぎていった気がする。10月は結構いろんなところに行った。
国慶節のお休み前半は閑散とした寮の中で日本人留学生のこれまでの体験談をきかせてもらって、新生活わくわくモードから慣れてきたモードに転換。
国慶節後半は太原市内観光。
見つけた当初から行ってみたかった場所に先輩を巻き込んで行ってきた。「太原解放記念館」思っていた通りの風景と思っていたのとはだいぶ違った施設。バス停から記念館まで歩く途中、時たまオート三輪がに抜かされながら、あと500mという看板を3つぐらい見て、やっと目的地に着いた。国慶節だし賑わっているのかと思いきや、人がいない。記念館というよりも記念公園と呼んだ方がいいのでいはないかと思う広大な敷地。抗日戦争と国共内戦がごちゃ混ぜになっている印象を受けた。仕方ない、共産党が正当化されればいいと言ったところか。
次の日は省博物院へ。
4階建ての立派な博物館。このクオリティーでなんで免費なのかよくわからない。3時間あってもすべて見きれない。集中力が切れてしまったのでまだ時間はあったけれど、博物館を後にした。山西は石炭の宝庫なだけでなく、歴史の宝庫。
国慶節後は上海に行った。万博と火車に乗ることが目的。行きの列車は時間ぎりぎりに乗り込んだら席無しの人の群れに巻き込まれ、全く席にたどり着けない。「どいてー!!」と叫びながら必死に前に突き進んだ。やっとこさ席に着いたと思ったら先に人が座ってる…。きっぷを見せたらすんなり譲ってくれたので一安心。こうして太原を後にし、20時間列車に揺られ上海に到着。上海はやはり都会。早速小龍包をいただきいざホテルへ。ホテルの中国語名が分からず、タクシーのおじさんの上海語を聞きつつ、何とか到着。20時間座りっぱなしのせいでむくんだ足を回復させるため、足を上げてひと休み。
次の日は待ちに待った万博。やっぱり人はたくさん。学生証を見せて割引してもらっていざ会場へ。日本館は4時間待ちとのことで、昼間はあきらめて他のパビリオンを回ることに。昼食の時間、入った食堂のまずいこと…。「日本風〜」って書いてあるのに全く日本風じゃない!高いし!食べ物がまずくて高いと太原が恋しくなる。とっても不思議だったのが、パン屋さんがガランとしていること。見るからにおいしそうだし実際に美味しかったパン屋さんに人がほとんど入ってない。入ってるのはほぼ外国人だし。中国人はパンは嫌いなのか?(日本人がパン好きすぎるというのも否めないけど)アフリカの民族音楽に感動し、夜、日本館へ突撃。3時間待ちに減っていたもののやはり長い。どうにか日本館の入口へ到着。入口には「3時間待ち」の電光掲示板。しかも「日本館内にはお手洗いはございませんので、ご了承ください」というアナウンスが聞こえてきた。日本らしい。他のパビリオンにはない親切さなのはわかるけれど、ちょっと遅すぎるのではないかい?(笑)
そんなこんなで万博会場を後にしたところ、地下鉄の駅で同学にばったり会った!別々の日程で上海に行っていたのにまさか会うなんて、びっくり仰天。彼に部屋に遊びに行き、しばし話した後「また太原で会おう」と別れました。
上海最終日、この日は上海博物館へ。ここも同じく免費。偶然インド展と鑑真空海展がやってて大興奮(笑)ぜったい日本では見られないであろう秘仏が公開されててびっくり!これだけでも上海に来た甲斐有りと言いたくなる。その他にも常設展では陶器や玉の数々が。玉璧は盗んでしまいたくなる、くらい美しい。
その後一緒に来ていた友達と別れて帰路へ。出発まではまだ時間があったので南京東路で大福をお土産に購入。上海駅の近くのご飯やさんで謎のまずい夕飯を食べたのち、列車へ乗り込み、太原へ。
太原に到着したら寒さにびっくり。いつの間にか朝10度以下に冷え込むようになっていた。身分証明証を持ってるついでにバスのカードを作ろうとしたら機械が壊れているとのこと。半額になるのに…。ついてない。震えながら無事大学に到着。