瀋陽と私1

ちょうど2年前、私はちょっとの不安を抱えながらも意気揚々と中国へと旅立った。はじめに降り立った街は瀋陽。ふだんは運命とか縁とかあまり信じないけれど、その日この街に降り立ったことは私には運命だと感じられるのだ。
そもそも瀋陽を経由地に選んだのは一日で太原にたどり着けるからで、北京、上海、大連といったほかの経由地では一泊する航空券しか見つからなかったのだ。もちろん瀋陽へ行ったことはなかったし、“中国東北部ツアー”の記事で地名を見たことがある程度。国際空港だから大丈夫だろう〜とたかをくくっていたが、実際降り立ってみれば周りの人はすぐ空港から出てしまったようで私ひとりだけが取り残され、一歩外に出ればタクシーの客引きの嵐…。
しかたなく“ホテル案内所”のお姉さんに話しかけたが、中国語が通じないΣ( ̄□ ̄)!英語で話そうにも英語も通じないΣ( ̄□ ̄)!“国際空港じゃないのかよ”と文句を言いながらも筆談でやっとホテルに行きたいことが通じ、手配をしてくれた。お姉さんが電話で話していた内容はだいたいわかって中でも“中国語がわからない日本人が来た”と言われたのは着いて早々のショックだった。(これでも大学で3年半も勉強したのに…。)
やがて空港のお兄さんとホテルの送迎バスが現れ、ひどい空港とおさらば〜と思えばさらなる難題が待ち受けていた(x_x;)