北京之春

ちょうど一年前、北京駅に降り立ったときのことを思い出した。そう、確か、今日みたいな天気だった。
前夜に寝台列車で太原を発ち、朝に着く列車。
HSKを受けに行くって名目だったけれど、ホントは北京にいた友人に会いたくてわざわざ北京受験にしたんだった(笑)
試験当日パスポートがないことに気づき、あわてて学生証で何とか身分証明できてその動揺からかリスニング、文法はボロボロ(T_T)試験自体は苦い思い出だったけれど、そのほかはホントに楽しかった。
留学中でいちばん楽しかった日だ。八重桜観にいって、写真たくさんとって大はしゃぎして、友達の家で夕飯食べた後、カラオケ行ってまた大はしゃぎして。そこで初めて聞いたビン南語の歌がとても素敵だった。
中でも印象に残ってるのが、「我的アナタ」って曲があって、「アナタ」ってどんな意味だって聞かれたこと。この場合はダーリンって意味だって言ったけれど、youの意味(二人称代名詞)で「あなた」を使うことってほぼないというかほかに色々なニュアンスが含まれるよねってのが、この歌の「アナタ」で見事にに表されてるなと思った。もちろん、「アナタ」の用例のほんの一部だし、ダーリンと完全一致でないと思うけれど。
↓這首歌是“我的阿娜達”

そんな感じで北京での日々は過ぎていった。このことを思い出したのは、このとき一緒だった友人が出張で北京へ行くという話をしてくれたからだ。一緒にいた4人のうち一人は北京に住んでて、一人は北京へ出張、私ともう一人は学生だから私たちも北京へ行けばまた4人で遊べるなと淡い期待を浮かべながら、懐かしい日々を思い出したのでした。